大人の矯正
大人の矯正について
大人になっても
気になる歯並びは治せますか?
矯正治療に年齢制限はありません。実際に70代でも治療を受けられた方もいます。
大人とこどもの矯正治療で異なる点は、被せ物が多く入っていたり、インプラントがあったり、歯周病であったり、仕事による制限(見えないほうがいい、話しにくいのは困る)がある点です。
何がベストの治療か一緒に相談しながら決められればと思います。
実際にどのような方が、どのようなお悩みで来院されますか?
ガタガタの歯並びや前歯が出ている、口元が出ているなど見た目を気にされて来院頂く方がほとんどです。
もちろん見た目も重視して治療を行う必要がありますが、歯並びの見た目が悪く来院される方のほとんどが奥歯の噛み合わせが悪いことがあります。
奥歯の噛み合わせが悪いと、歯の寿命が短くなってしまうので、機能を重視しての治療はより重要です。
こんな方には矯正をすすめたい!
機能が重要といっても、せっかく時間とお金をかけて矯正をするならば、よりきれいな見た目を重視される気持ちもとても理解できます。もし、理想の口元があればお伝えください。
歯を削って治すのと歯並びを治すことの違い
治療期間の違いはどの程度ですか?
いわゆるセラミック矯正というのは、矯正治療ではありません。矯正治療とは、装置を用いて歯を動かす治療です。
治療期間は2~3年かかります。セラミック矯正は健康な歯を削り、歯並びが良いように見せるために被せ物をする治療です。削って被せるだけなので、セラミックでの治療は数週間で終わります。
もともと不正な位置にある歯を良い位置にあるように見せるためには、神経を取る必要があるかもしれませんし、神経を残すのであれば厚みのある被せ物になることがあります。
費用面での違いは
どの程度ありますか?
セラミック矯正は1本あたり10万円以上のことが多く、上の前歯6本の治療をした場合、総額が60万円以上かかることが予想されます。また、やり直す必要を考えると矯正治療以上の費用がかかってしまうこともあります。
もし、歯並びを早く直したいと急いでいたとしても、まずは矯正歯科医へご相談することをおすすめします。
抜歯と非抜歯について
抜歯になるケースとならないケース
顎の大きさが小さく、歯の大きさが大きいなど、全ての歯を並べるのに限界がある場合(ガタガタが強い場合は無理に並べると骨から歯が出てしまうリスクがあります)歯が前方にあるために口元が出ていて、その見た目が気になる場合には抜歯が必要です。
大人矯正のメリット
- 噛み合わせが良くなる
- 見た目が良くなる
- 歯磨きがしやすくなる
矯正装置の種類
マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピースを1日中着用して頂くことで歯を並べていきます。アタッチメントといわれる白く目立たない突起物を歯へつけることで歯をコントロールします。
表側矯正
表側にブラケット装置とワイヤーが付きます。
当院では審美ブラケット(セラミック)を採用しています。ホワイトワイヤーもお選び頂けます。
裏側矯正
上下裏側の装置です。
どうしても見えるのが嫌でマウスピースを常時使用するのは困難という方はリンガル矯正治療がおすすめです。
部分矯正
ご本人の気になる箇所が前歯だけ、という具合に治したい箇所が局所的な範囲に限られる場合に、部分的に矯正治療を付けて直す方法です。
ハーフリンガル矯正
上が裏側、下が表側の装置です。
下の装置は唇に隠れてあまり目立たないことから人にも気づかれにくいです。それでいて舌のスペースがリンガル矯正に比べて確保されることから、リンガル矯正と比較して不快感も少ないです。
歯並びの乱れによる
身体のトラブル
虫歯・歯周病
ガタガタの歯並びの場合、歯磨きがしづらく虫歯のリスクが上がってしまいます。汚れがたまりやすい状況にあると、歯茎が下がり歯周病が進行します。
矯正中に虫歯にならないために
ブラケットなどの固定式の装置が入る場合は、装置周りの念入りなブラッシングが必要になります。
日々のご自宅でのブラッシングがより重要です。汚れている場合には、汚れている箇所と磨き方のコツをお伝えしますので上手に磨けるよう頑張りましょう!
生活習慣や注意する食べ物など
装置がついている際には、硬いもの(おせんべいやナッツ、硬いグミなど)は装置を破損する可能性があるので控えて頂く必要があります。
また、スポーツドリンクや炭酸飲料やおやつをダラダラと食べると虫歯のリスクが上がるのでお控えください。